NO IMAGE

太田胃散の散剤・分包・錠剤の違い|S・分包S・A〈錠剤〉を添付文書で比較

NO IMAGE

【PR】この記事にはAmazonアソシエイト・楽天アフィリエイトの広告リンクを含みます。Amazonのアソシエイトとして、Lonely Pharmaは適格販売により収入を得ています。製品の説明と選び方はリンクの有無で変えていません。

太田胃散には、粉の「缶入り」、1回分ずつの「分包」、「錠剤」があります。名前が似ているため、売り場で迷いやすい商品です。この記事は、胃もたれ・胸やけ・食べすぎなどで太田胃散を検討している大人と、家族に飲ませてよいか確認したい保護者に向けて、太田胃散S、太田胃散〈分包〉S、太田胃散A〈錠剤〉の3製品を添付文書の記載で比べます。どれが優れているかを決める記事ではありません。剤形、成分の違い、服用できる年齢、相談が必要な人を確認し、自分の状況に合う製品を選ぶ材料にしてください。

先に結論

  • 「太田胃散〈錠剤〉」という名前の現行品は、確認した範囲ではありません。錠剤は「太田胃散A〈錠剤〉」(第2類医薬品)です。散剤は2025年9月に名称が「太田胃散S」「太田胃散〈分包〉S」となりました(メーカー公式サイト)。
  • 3製品とも第2類医薬品で、効能・効果に並ぶ項目は同じです(飲みすぎ、胸やけ、胃もたれ、食べすぎ、胃痛など17項目)。
  • 違いは成分の構成です。SとS〈分包〉は、中身が同じ(缶と分包の違い)で、健胃生薬7種・制酸剤3種・消化酵素1種(ビオヂアスターゼ)。A〈錠剤〉は、消化剤4種(脂肪・たん白質・でんぷんなどに関わる酵素とウルソデオキシコール酸)・制酸剤3種・健胃生薬成分(精油3種)です。
  • 服用できる年齢が違います。S・S〈分包〉は8歳以上、A〈錠剤〉は5歳以上です。
  • 相談の対象が違います。A〈錠剤〉のみ「妊婦又は妊娠していると思われる人」と「ぜんそくを起こしたことがある人」が相談の対象に入り、添加物に乳糖と黄色4号(タートラジン)を含みます。
  • 添付文書には、3製品を直接比べた試験などの記載はありません。成分の種類や量の違いから、どれが強い・優れていると判断することはできません。
  • 3製品共通で「透析療法を受けている人は服用しない」「長期連用しない」。2週間位服用しても症状がよくならなければ中止して相談です。

名前の整理(旧名称と現行の販売名)

メーカー公式サイトの医薬品一覧では、次のように掲載されています(2026年11月1日確認)。

  • 太田胃散S(散剤。缶入り)。公式の製品ページに「2025年9月をもって太田胃散から改称」とあります。
  • 太田胃散〈分包〉S(散剤。分包)。公式の製品ページに、同じく2025年9月に「太田胃散〈分包〉」から改称とあります。
  • 太田胃散A〈錠剤〉(錠剤)。
  • 旧「太田胃散」「太田胃散〈分包〉」は、公式サイトに「(製造終了)」として掲載があり、「2025年9月をもって製造を終了」と書かれています。

PMDAに掲載されている旧「太田胃散」の添付文書(1.3g中に合成ケイ酸アルミニウム273.4mgなどを含む)と、現行の太田胃散Sの添付文書(1日量3.9g中に合成ヒドロタルサイト300mgなどを含む)では、制酸剤の組み合わせと量が異なります。改称の理由や、店頭に旧名称の箱がどの程度残っているかは、確認できていません。箱の販売名(末尾の「S」の有無)と、同梱の添付文書で確認してください。

3製品の比較表

項目 太田胃散S(缶入り) 太田胃散〈分包〉S 太田胃散A〈錠剤〉
区分 第2類医薬品 第2類医薬品 第2類医薬品
剤形 散剤 散剤(1包ずつ分包) 錠剤
製造販売元 株式会社太田胃散 株式会社太田胃散 株式会社太田胃散
成分(1日量中) 3.9g中:ケイヒ276mg、ウイキョウ72mg、ニクズク60mg、チョウジ36mg、チンピ66mg、ゲンチアナ45mg、ニガキ末45mg、炭酸水素ナトリウム1,875mg、沈降炭酸カルシウム980mg、合成ヒドロタルサイト300mg、ビオヂアスターゼ135mg 3包中:Sと同じ(ケイヒ276mg、ウイキョウ72mg、ニクズク60mg、チョウジ36mg、チンピ66mg、ゲンチアナ45mg、ニガキ末45mg、炭酸水素ナトリウム1,875mg、沈降炭酸カルシウム980mg、合成ヒドロタルサイト300mg、ビオヂアスターゼ135mg) 9錠中:リパーゼAP6 60mg、プロザイム6 30mg、ビオヂアスターゼ1000 60mg、ウルソデオキシコール酸12.6mg、炭酸水素ナトリウム1,530mg、合成ヒドロタルサイト900mg、沈降炭酸カルシウム270mg、ケイヒ油10.40mg、レモン油4.46mg、ウイキョウ油1.65mg
添加物 l-メントール、炭酸Mg l-メントール、炭酸マグネシウム l-メントール、乳糖、黄色4号(タートラジン)、アラビアゴム、ステアリン酸Mg、炭酸Mg、カルメロースCa、セルロース、天然ビタミンE
効能・効果 飲みすぎ、胸やけ、胃部不快感、胃弱、胃もたれ、食べすぎ、胃痛、消化不良、消化促進、食欲不振、胃酸過多、胃部・腹部膨満感、はきけ(胃のむかつき・二日酔・悪酔のむかつき・悪心)、嘔吐、胸つかえ、げっぷ、胃重 S(缶入り)と同じ項目 並び順は異なるが、項目はSと同じ(胃もたれ、食べすぎ、胃痛、胸やけ、食欲不振、消化不良、消化促進、飲みすぎ、胃酸過多、胸つかえ、胃部不快感、胃部・腹部膨満感、胃弱、胃重、嘔吐、げっぷ、はきけ)
服用の時期 食後または食間(食後2〜3時間)。水またはぬるま湯で 食後または食間(食後2〜3時間)。水またはぬるま湯で 食後または食間(就寝前を含む)。食欲不振の場合は食前。水またはぬるま湯で。かんで服用してもよい
1回量(15歳以上) 1.3g(添付のさじすり切り1杯が約1.3g)、1日3回 1包、1日3回 3錠、1日3回
1回量(8〜14歳) 0.65g、1日3回 1/2包、1日3回 2錠、1日3回
1回量(5〜7歳) 服用しない 服用しない 1錠、1日3回
年齢の下限 8歳未満は服用しない 8歳未満は服用しない 5歳未満は服用しない
包装(添付文書・メーカー公式) 80g、150g 18包、34包、50包 45錠(3錠ずつの分包)、120錠、300錠(ビン入り)
してはいけないこと 透析療法を受けている人は服用しない。長期連用しない 同左 同左
相談すること(服用前) 医師の治療を受けている人、薬などでアレルギー症状を起こしたことがある人、腎臓病・甲状腺機能障害の診断を受けた人 同左 医師の治療を受けている人、妊婦又は妊娠していると思われる人、薬などでアレルギー症状やぜんそくを起こしたことがある人、腎臓病・甲状腺機能障害の診断を受けた人
服用後に中止して相談 発疹・発赤、かゆみ。2週間位服用しても症状がよくならない場合 同左 同左

※小児に服用させる場合は、3製品とも保護者の指導監督のもとに服用させると記載されています。
※S(缶入り)の相談事項は缶ふた裏の添付文書(PMDA掲載)の記載です。S〈分包〉・A〈錠剤〉も、PMDA掲載の添付文書PDFで確認しました。
※S〈分包〉と、A〈錠剤〉の3錠入り分包は、1包を分割した残りを服用する場合、袋の口を折り返して保管し2日以内に服用するよう記載されています。
※添付文書は改訂されることがあります。購入した箱・同梱の添付文書を優先してください。

3製品の違いと確認ポイント

1. 年齢(最初に確認)

いちばん大きな違いです。8歳未満の子には、S・S〈分包〉は使えません。A〈錠剤〉は5〜7歳が1回1錠で、5歳未満は服用しません。いずれも小児は保護者の指導監督のもとで服用します。症状が胃のものか分からない小さなお子さんは、薬を選ぶ前に小児科へ相談してください。

2. 相談が必要な人・添加物に当てはまらないか

  • 妊娠:A〈錠剤〉は「妊婦又は妊娠していると思われる人」が服用前の相談の対象です。S・S〈分包〉の相談事項には妊娠の記載は確認できませんでした。記載がない=安全という意味ではありません。妊娠中・妊娠の可能性がある場合は、どの製品も自己判断で使わず、購入前に医師・薬剤師に相談してください。
  • ぜんそく:A〈錠剤〉のみ「薬などによりアレルギー症状やぜんそくを起こしたことがある人」と記載されています。
  • 添加物:A〈錠剤〉は乳糖、黄色4号(タートラジン)を含みます。S・S〈分包〉は添加物がl-メントールと炭酸Mgです。
  • 共通:医師の治療を受けている人、薬でアレルギー症状を起こしたことがある人、腎臓病・甲状腺機能障害の診断を受けた人は、3製品とも服用前に相談です。透析療法を受けている人は服用できません。
  • 授乳:3製品とも、授乳についての記載は確認できませんでした。授乳中に使えるかどうかは、この記事では判断できません。医師・薬剤師に相談してください。

3. 成分の構成の違い(選び方の根拠にはなりません)

  • S・S〈分包〉:健胃生薬(ケイヒ、ウイキョウ、ニクズク、チョウジ、チンピ、ゲンチアナ、ニガキ末)の7種に、制酸剤3種と消化酵素ビオヂアスターゼを組み合わせた散剤です。缶入りと分包は、1日量の成分が同じです。
  • A〈錠剤〉:消化剤として、脂肪を消化する酵素(リパーゼAP6)、たん白質を消化する酵素(プロザイム6)、でんぷんやたん白質を消化する酵素(ビオヂアスターゼ1000)、胆汁の分泌を促し脂肪の消化を助ける成分(ウルソデオキシコール酸)を配合しています。制酸剤3種と、生薬の精油(ケイヒ油、レモン油、ウイキョウ油)も含みます。作用の説明は添付文書の成分表の記載です。
  • 効能・効果は3製品で同じ項目で、食事の内容や症状によって使い分ける根拠は添付文書にありません。成分量の数字も、製品ごとに単位や基準(g・包・錠)が違うため、並べて多い・少ないを比べても意味がありません。

4. 剤形(使い勝手)

  • 缶入り(S):添付のさじ(すり切り1杯で約1.3g)で量ります。中ぶた裏のすり切り板を使うと添付文書にあります。
  • 分包(S〈分包〉):1回分(1.3g)ずつ分かれているので、量る手間がありません。8〜14歳は1/2包です。分けた残りは、袋の口を折り返して保管し、2日以内に服用するよう添付文書に記載されています。
  • 錠剤(A):かんで服用してもよい、と記載があります。45錠入りは3錠ずつ分包されていて持ち運びに向く、と公式の製品ページにあります。
  • どの剤形が自分に合うかは、持ち運びたいか、粉末と錠剤のどちらが扱いやすいか、といった使い勝手の話です。効き目の差を示すものではありません。

5. 併用

添付文書に併用についての記載は確認できませんでした(併用して問題ないという意味ではありません)。同じブランドの別の剤形や、他の胃腸薬を重ねて飲む前は、薬剤師・登録販売者に相談してください。太田胃散には、ほかにも別の販売名の胃腸薬があります(公式の一覧に「太田漢方胃腸薬Ⅱ」「太田胃散チュアブルNEO」「太田胃散ペイノン錠」など)。名前が似ていても別の薬で、成分・注意は同じとは限りません。

使うときの共通の注意

  • 添付文書は、守らないと症状が悪化したり副作用が起こりやすくなると書いたうえで、透析療法を受けている人は服用しない、長期連用しない、としています。
  • 服用後に発疹・発赤、かゆみが出たら、直ちに服用を中止し、添付文書を持って医師・薬剤師・登録販売者へ相談してください。
  • 2週間位服用しても症状がよくならない場合は、服用を中止して相談してください。
  • 保管:直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に(S缶入りは密栓して)。小児の手の届かない所に置く。他の容器に入れ替えない(誤用や品質変化の原因になる)。使用期限を過ぎた製品は服用しない(S〈分包〉・A〈錠剤〉の添付文書の記載。S〈缶入り〉の使用期限は製品の底面に記載とメーカー公式にあります)。

受診の目安

以下のうち、2週間位の目安は添付文書の記載です。それ以外は添付文書の記載ではなく、一般的な受診の目安で、すべてを網羅するものではありません。

悪化したとき・新しい症状が出たとき
期間を待たずに服用を中止して、相談・受診してください。

2週間位服用しても変わらないとき
添付文書は、服用を中止して相談するよう記載しています。また、添付文書の記載ではありませんが、胃の不快感が繰り返すときも相談してください。

早めの受診を考える例(一般的な目安)

  • 吐き気・嘔吐が続く、水分がとれない
  • 体重が理由なく減ってきた
  • 食べ物が飲み込みにくい、つかえる
  • 胃痛や胸やけが、繰り返し起こる、または夜間にも起こる
  • 発熱を伴う腹痛がある
  • 初めて出た症状や、中高年になって急に出てきた症状(薬を使う前に受診を検討)
  • 小さな子が嘔吐を繰り返す(薬を使う前に小児科へ)

その日のうちに受診(一般的な目安)

  • 黒い便が出る、血が混じった便が出る(量が多い、ふらつく、冷や汗がある場合は救急)
  • 小さな子がぐったりしている、水分がとれない(意識がぼんやりしている場合は救急)

ためらわず救急要請(119番)または医療機関へ(一般的な目安)

  • 胸の痛み・圧迫感・息苦しさ・冷や汗を伴う(胸やけだと思っても、心臓などの病気のことがあります)
  • 突然の激しい腹痛
  • 血を吐いた、コーヒーのような色のものを吐いた
  • 意識がぼんやりする、顔色が悪く冷や汗が出る

迷うときは、購入した薬局・店舗の薬剤師や登録販売者、またはかかりつけ医に相談してください。

買う前に確認したいこと

  • 販売名:箱の表示が「太田胃散S」「太田胃散〈分包〉S」「太田胃散A〈錠剤〉」のどれか確認してください。末尾の「S」がない「太田胃散」「太田胃散〈分包〉」は、公式サイトで製造終了と掲載されている旧名称です。成分は異なります。
  • 規格:S(缶入り)は公式で80g・150g、S〈分包〉は18包・34包・50包、A〈錠剤〉は45錠(分包)・120錠・300錠(ビン入り)です。販売店により取り扱いは異なります。
  • 価格:販売店でご確認ください。
  • 自分で判断が難しいとき:第2類医薬品は、購入時に薬剤師または登録販売者に相談できます。使っている薬、持病、妊娠の有無を伝えてください。

購入先(広告)

販売名と容量・個数を確認してから購入してください。価格・在庫は販売店でご確認ください。リンク先は検索結果で、旧名称品(末尾に「S」がないもの)や別の製品、販売区分・出品者の異なるものが表示されることがあります。箱・商品ページの販売名とリスク区分を確認してください。

よくある質問

Q. 「太田胃散〈錠剤〉」という名前の商品はありますか。
A. 確認した範囲では、現行の販売名は「太田胃散A〈錠剤〉」です。太田胃散には他にも、名前に「錠」が付く別の販売名の製品(太田漢方胃腸薬Ⅱ〈錠剤〉、太田胃散ペイノン錠など)があり、成分も注意も異なります。箱の販売名を確認してください。

Q. 子どもに飲ませてもいいですか。
A. 添付文書では、S・S〈分包〉は8歳以上、A〈錠剤〉は5歳以上が対象で、小児は保護者の指導監督のもとで服用します。それ未満の年齢では服用しません。胃の不調が続く、ぐったりしているなど気になる様子があれば、薬の前に小児科を受診してください。

Q. 缶入りと分包で、中身は違いますか。
A. 1日量の成分は、添付文書上、同じです(3.9gまたは3包中)。違うのは量り方・持ち運びなどの使い勝手です。

Q. 妊娠中・授乳中は使えますか。
A. A〈錠剤〉は妊婦又は妊娠していると思われる人が、服用前の相談の対象です。S・S〈分包〉は妊娠についての記載は確認できませんでしたが、使えるという意味ではありません。授乳についても、3製品とも記載は確認できませんでした。いずれも自己判断で使わず、医師・薬剤師に相談してください。

Q. 毎日続けて飲んでもいいですか。
A. 添付文書は「長期連用しないでください」としています。2週間位服用しても症状がよくならない場合は、服用を中止して相談してください。

Q. 食前・食後・寝る前、いつ飲みますか。
A. S・S〈分包〉は食後または食間(食後2〜3時間)です。A〈錠剤〉は食後または食間(就寝前を含む)で、食欲不振の場合は食前と記載されています。

関連記事

一次資料

添付文書等の確認日:2026年11月1日。実際に使用する際は、箱・同梱の添付文書と薬剤師・登録販売者の説明を確認してください。

本記事の作成にAIを利用し、運営者が添付文書等と照合しています。メーカーからの提供・依頼は受けていません。


NO IMAGE
最新情報をチェックしよう!