この記事にはAmazonアソシエイトリンクを含みます。商品評価はリンクの有無で変えていません。
乾燥肌の市販薬を探すと、ヒルマイルドクリームとヘパソフトプラスはどちらも「ヘパリン類似物質0.3%」を配合しています。名前も使い方も似て見えますが、添付文書(PMDA掲載)を読むと、効能・効果と使えない人の条件が違います。
この記事では、2026年10月24日にPMDAの添付文書情報で確認した内容をもとに、2製品の違いと選び方を整理します。診断や治療の代わりにはなりません。症状が強い場合や迷う場合は、薬剤師・登録販売者に相談してください。
この記事の要点
- 違いは主に効能・効果と、アトピー性皮ふ炎の人への注意です。
- かゆみを伴わない乾燥・ひび・あかぎれは、ヒルマイルドの効能・効果に当てはまる範囲です。
- かゆみを伴う乾燥は、ヘパソフトプラスの効能・効果です。アトピー性皮ふ炎の人は使用しないこととされています。
- 迷うときや、併用したいときは薬剤師・登録販売者に相談してください。
最終確認日:2026年10月24日(PMDAの添付文書情報)
まず結論|同じ0.3%でも、適応と注意が違う
| 比較項目 | ヒルマイルドクリーム | ヘパソフトプラス |
|---|---|---|
| 区分 | 第2類医薬品 | 第2類医薬品 |
| ヘパリン類似物質 | 0.3%(100g中0.3g) | 0.3% |
| その他の有効成分 | 記載なし(ヘパリン類似物質のみ) | パンテノール1%、ジフェンヒドラミン1%、クロタミトン5% |
| 効能・効果 | 手指のあれ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、手足のひび・あかぎれ、乾皮症、小児の乾燥性皮膚、しもやけ(ただれを除く)、きず・火傷のあとの皮膚のしこり・つっぱり(顔面を除く)、打身・捻挫後のはれ・筋肉痛・関節痛 | かゆみを伴う乾燥性皮膚(老人・成人の乾皮症、小児の乾燥性皮膚) |
| アトピー性皮ふ炎の人 | 使用しないとする記載はなし | 使用しないこと(「してはいけないこと」欄に記載) |
| 用法 | 1日1〜数回、患部にすりこむ、またはガーゼ等にのばして貼る | 1日1〜数回、患部に塗布 |
| Amazonで見られる規格 | 30g・60g・100g | 50g・85g |
ヒルマイルドは効能・効果の範囲が広く、ヘパソフトプラスは「かゆみを伴う乾燥性皮膚」に絞られています。また、ヘパソフトプラスはアトピー性皮ふ炎の人は使用しないこととされている点が、見落としやすい大きな違いです。
ヒルマイルドクリームの特徴
健栄製薬のヒルマイルドクリームは、100g中にヘパリン類似物質0.3gを含みます。成分表の有効成分はこれだけで、かゆみ止めの成分は入っていません。
効能・効果は、乾皮症のほか、手指のあれ、角化症、ひび・あかぎれなど広めです。ひじ・ひざ・かかとなどの乾燥が気になる場合の選択肢になります。きず・火傷のあとの皮膚のしこり・つっぱりは、顔面には使えないと定められています。
一方で「かゆみに」という効能表示はありません。かゆみが主な悩みの場合は、下のヘパソフトプラスの項目か、薬剤師への相談を考えましょう。
ヘパソフトプラスの特徴
ヘパソフトプラス(メンソレータム)は、ヘパリン類似物質に加えて、パンテノール、ジフェンヒドラミン(かゆみを抑える成分)、クロタミトンを含みます。効能・効果は「かゆみを伴う乾燥性皮膚」で、老人・成人の乾皮症と小児の乾燥性皮膚が対象です。
注意したいのは、添付文書の「してはいけないこと」にアトピー性皮ふ炎の人が入っていることです(軽い症状であっても医師の下で適切な治療を受ける必要がある、と記載)。さらに「相談すること」には、医師からアトピー性皮ふ炎と診断されたことのある人も挙げられています。該当する方は、購入前に医師か薬剤師に相談してください。
成分が多いからといって、かゆみのない乾燥に向く、という意味ではありません。効能・効果の範囲がそれぞれ決まっています。
症状から見た選び方の目安
- かさつき・粉ふき・ひび・あかぎれが中心で、かゆみは強くない → ヒルマイルドの効能・効果に当てはまる範囲です。
- 乾燥に加えて、かゆみがある → ヘパソフトプラスの効能・効果に当てはまります。ただしアトピー性皮ふ炎と診断されたことがある場合は、使う前に医師・薬剤師へ。
- 強い赤み・じゅくじゅく・湿疹のような症状 → どちらも自己判断で続けず、相談してください。ヒルマイルドの相談事項にも「湿潤やただれのひどい人」があります。ステロイド外用薬の違いはリンデロンVsとフルコートfの比較でも整理しています。
これは一般的な目安で、製品の優劣ではありません。どちらが「効く」かは症状や体質で変わります。
2製品に共通する使用上の注意
- 次の人は使用しない:出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑病等)の人、わずかな出血でも重大な結果をきたすことが予想される人。
- 目や目の周囲、粘膜(口腔、鼻腔、膣等)には使用しない(ヒルマイルドの記載。ヘパソフトプラスも使用部位は添付文書で確認してください)。
- 使用後、発疹・発赤、かゆみ、はれ、紫斑などが出たら使用を中止して相談する。
- 5〜6日使っても症状がよくならない場合は、使用を中止して医師、薬剤師または登録販売者に相談する。
- 小児に使うときは、保護者の指導監督のもとで使う。
成分表を見ると、有効成分にステロイドは含まれていません。ただし、含まれていないことは「安全」や「副作用がない」ことを意味しません。
Amazonで見られる規格
価格・在庫は変わります(2026年10月24日確認)。購入前に、Amazon商品ページの使用上の注意を確認してください。
よくある質問
ヒルマイルドとヘパソフトプラスは併用してよい?
どちらもヘパリン類似物質を含むため、自己判断で重ねて使うのはおすすめできません。使い分けや併用は、薬剤師に相談してください。
顔に使ってもよい?
ヒルマイルドは、きず・火傷のあとの皮膚のしこり・つっぱりについて「顔面を除く」とされています。目や目の周囲には使えません。顔の乾燥に使うかどうかは、外箱の説明文書を確認し、迷う場合は薬剤師に相談してください。
まとめ
ヒルマイルドクリームとヘパソフトプラスは、どちらもヘパリン類似物質0.3%を含む第2類医薬品ですが、効能・効果と使用上の注意が違います。ヒルマイルドは有効成分がヘパリン類似物質のみで、乾皮症やひび・あかぎれなど広い範囲が対象です。ヘパソフトプラスは、かゆみを伴う乾燥性皮膚が対象で、アトピー性皮ふ炎の人は使用しないこととされています。
選ぶときは「かゆみがあるか」「アトピー性皮ふ炎と診断されたことがあるか」を最初に確認し、迷ったら薬剤師・登録販売者に相談しましょう。